2012年06月21日
沖縄時事出版インターネットショップブログよりコピー
新刊本
2012.06.21 Thursday 13:59
昨日、新刊本が入荷しました。といっても以前に自費出版で出されていたものの改訂版になります。
絵本「ディキランヌーワラビかつや」
小学校を7年かけて卒業し、周りからは「ディキランヌー」(出来損ない、頭の悪いの意味)と呼ばれた少年が、教師の励ましで「やる気のスイッチ」を入れ、自信をつけ、自分の育った学校の校長先生になることを夢見て、それを実現した著者のお話。
会話のところでは沖縄の方言も使われていて、読むと子どもの頃を思い起こさせてくれるような感じでした。
大きな木に登ったところを先生に見つかって、職員室に連れて行かれたところでは、怒られると思ってびくびくしているかつやとそれを見守る先生たちの笑顔が、優しいイラストで描かれています。
このシーンは、運動と遊びだけが得意のかつやに「やる気のスイッチ」が入るきっかけとなるシーンで、このページ前と後では、それこそ劇的にかつやが変わっていくんです。
是非、一度お手にとってご覧ください。
現在、県内有名書店に逐次配本中!です。
改訂版あ・と・が・き
万歳!
当初の願い「かつやの脳が鮮明なうちにかつやの本を出版したい」が叶い 、さらに、初版本『ディキランヌーワラビかつや』を愛する方たちによって、改訂版『ディキランヌーワラビかつや』ができたことを感謝し、勝也と共に喜んでいます。
初版は金城勝也が2004年4月に退職記念として自費出版し、北部の小中校に謹呈いたしました。その後、多くの学校で利用され沢山の感想文を頂きました。
勝也は退職当時は元気でチャレンジ精神旺盛でしたが、退職一年も待たず病魔に襲われました。ALSという病気で、別名 筋委縮性側索硬化症ともよばれ、原因不明で進行性の治療法もわかっていない難病です。2005年7月には人工呼吸器をつけ、同年10月より在宅介護でベット上のみの生活になりましたが、多くの方に支えられ、今でも前向きに過ごしています。
2009年3月『負けても勝也ALSを生きる』の闘病記を出版し、著書で紹介しました。
『ディキランヌーワラビかつや』の絵本は、県内外の方からも多くの問い合わせがありましたが、当時すでに在庫はなく、その後再版をするエネルギーもありませんでした。しかし、今でも多くの感想文や感想画が寄せられている事や、親しい図書室の先生方から「子どもたちによく読まれている」との声を聞き、再版を意識するようになりました。
2011年、沖縄時事出版の呉屋栄治様、編集者の宮城一春様、そしてイラストレーターの磯崎主佳様との素敵な出会いで出版の希望を持ちました。さらに去年12月、勝也が最後に勤めた大宜味小学校の大城先生と6年生が勝也の本を基に脚本を作り、学芸会で『ディキランヌーワラビかつや』を演じて下さった事は新鮮な刺激を受け、子どもたちの脚本からヒントを得て、編集を進める大きな力になりました。
さらに総まとめは元勝也の同僚で勝也の本を赴任先々で校長講話をなさり、退職した今でも読み聞かせをしてくださっている伊計徳善様と心強い仲間たち。沢山の心温まる想いの中でこの本は出版にこぎつけました。ありがとうございました。
蛇足になりますが誤解なきよう、今話題の学力不振による留年は、勝也は絶対望んでいないことを付記しておきます。
今後もこの本が、多くの方に愛されることを勝也と共に願っております。
2012年5月 金城

2012.06.21 Thursday 13:59
昨日、新刊本が入荷しました。といっても以前に自費出版で出されていたものの改訂版になります。
絵本「ディキランヌーワラビかつや」
小学校を7年かけて卒業し、周りからは「ディキランヌー」(出来損ない、頭の悪いの意味)と呼ばれた少年が、教師の励ましで「やる気のスイッチ」を入れ、自信をつけ、自分の育った学校の校長先生になることを夢見て、それを実現した著者のお話。
会話のところでは沖縄の方言も使われていて、読むと子どもの頃を思い起こさせてくれるような感じでした。
大きな木に登ったところを先生に見つかって、職員室に連れて行かれたところでは、怒られると思ってびくびくしているかつやとそれを見守る先生たちの笑顔が、優しいイラストで描かれています。
このシーンは、運動と遊びだけが得意のかつやに「やる気のスイッチ」が入るきっかけとなるシーンで、このページ前と後では、それこそ劇的にかつやが変わっていくんです。
是非、一度お手にとってご覧ください。
現在、県内有名書店に逐次配本中!です。
改訂版あ・と・が・き
万歳!
当初の願い「かつやの脳が鮮明なうちにかつやの本を出版したい」が叶い 、さらに、初版本『ディキランヌーワラビかつや』を愛する方たちによって、改訂版『ディキランヌーワラビかつや』ができたことを感謝し、勝也と共に喜んでいます。
初版は金城勝也が2004年4月に退職記念として自費出版し、北部の小中校に謹呈いたしました。その後、多くの学校で利用され沢山の感想文を頂きました。
勝也は退職当時は元気でチャレンジ精神旺盛でしたが、退職一年も待たず病魔に襲われました。ALSという病気で、別名 筋委縮性側索硬化症ともよばれ、原因不明で進行性の治療法もわかっていない難病です。2005年7月には人工呼吸器をつけ、同年10月より在宅介護でベット上のみの生活になりましたが、多くの方に支えられ、今でも前向きに過ごしています。
2009年3月『負けても勝也ALSを生きる』の闘病記を出版し、著書で紹介しました。
『ディキランヌーワラビかつや』の絵本は、県内外の方からも多くの問い合わせがありましたが、当時すでに在庫はなく、その後再版をするエネルギーもありませんでした。しかし、今でも多くの感想文や感想画が寄せられている事や、親しい図書室の先生方から「子どもたちによく読まれている」との声を聞き、再版を意識するようになりました。
2011年、沖縄時事出版の呉屋栄治様、編集者の宮城一春様、そしてイラストレーターの磯崎主佳様との素敵な出会いで出版の希望を持ちました。さらに去年12月、勝也が最後に勤めた大宜味小学校の大城先生と6年生が勝也の本を基に脚本を作り、学芸会で『ディキランヌーワラビかつや』を演じて下さった事は新鮮な刺激を受け、子どもたちの脚本からヒントを得て、編集を進める大きな力になりました。
さらに総まとめは元勝也の同僚で勝也の本を赴任先々で校長講話をなさり、退職した今でも読み聞かせをしてくださっている伊計徳善様と心強い仲間たち。沢山の心温まる想いの中でこの本は出版にこぎつけました。ありがとうございました。
蛇足になりますが誤解なきよう、今話題の学力不振による留年は、勝也は絶対望んでいないことを付記しておきます。
今後もこの本が、多くの方に愛されることを勝也と共に願っております。
2012年5月 金城
Posted by ポラン at 22:22
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